げんこつ教育相談とは

 今「子どもがしっかりしていない」「大人がしっかりしていない」
いや「社会が悪い」「学校が悪い」「学校の先生が悪い」など様々な教育に関する意見があります。

ただ「しっかりしていない」「社会が悪い」「今の時代は学校も変わった」「時代が違う」と言っているだけで良いのでしょうか。


人や社会のせいにして、そこで止まっているだけで良いのでしょうか。自分が出来る事をはいないでしょうか。
 時として自分がやらなければ何も解決しないことを大人や学校や社会のせいにしていることはないでしょうか。

本当は自分がしっかりしなくてはならない時に、自分を甘やかしているいないでしょか。

時に「しっかりしろ」どやしつけてくれる昔の大人の親父、お袋の考え方が必要ではないでしょうか。

昔は子どもが「悪いことしたり」「人の道に外れる事をする」と頭にゴツンとげんこつがありました。
あるいは親に木にしばりつけられたりしました。
現在は昔のように実際にげんこつするなどの暴力的な教育はするべきではないし、してはいけません。
暴力的な教育が効果の無いもの、逆効果であることは、多くの先生、親の経験からわかっています。


 残念ながら今でも「躾」「教育」と称して、幼い子どもに手を上げる、殴るなどの虐待になってしまう事件が後を絶ちません。これは子どもはもちろん、大人とっても幸せにならない、かなしい出来事になります。将来にわたり子どもの心に傷をつけることになります。
これを全体にゆるしてはいけません。容認出来ません。

げんこつ教育は暴力を振るうことでは決してありません

反対に「子どもの自主性を重んじている」という言葉や、「今の子どもの気持ちは分からない」からと言って子どもから距離を取っていて良いのでしょうか。
暴力を使わないで、「愛情」と「気持ち」で子どもが自分の行動を見つめ、
「自分で自分をより良く変えていくような」
「自分を改善するような、気づくような」
大人の言葉がけ、はたらきがけが出来ないものでしょうか。
「いま忙しくて子どもにかまっていられない」
「あとでひまになったら子どもと話をしよう」
「うちの子は素直で間違ったことをしないから大丈夫」などと言っている間に
「あれ?」なにか変だと言う事態になることがあります。

{毎日服装が汚れてか帰ってくる」
「表情が暗い」
「何かが変だ」等の子どもの変化に気づいたときどんな対応をすればよいのでしょうか。
そんなとき、「子どもの心に気づきのある話し方が出来れば…」子どものまわりで起こっていることを、しっかり理解して
「子どもが自分で自分にげんこつをするような気持ちになる話し方が出来れば…」
「方針を示すことが出来れば」
子どもは「自分で気づき」「自分で解決し」「自分で高めて」ゆくのではないでしょうか。

自分で解決策に気づいた子どもは自分の力で解決し、どんどん伸びてゆくでしょう。
先生にとっても気づきは大切です。生徒の変化に気づいたとき
「生徒に考えさせる」方向で子どもに接することは大事ではないでしょうか。

社会が正しい方向に進み
子ども、大人も、自分の行動を自分で振り返る。
そして良い方向に持って行く判断、それをやり遂げる力が必要ではないでしょうか。

これらを自分で自分に「げんこつ」を与えるという意味で「げんこつ教育相談」としました。


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